自社製品を各所に委託販売する企業にとって、利益に直結する売り場管理は重要課題です。現在はラウンダーを利用し売り場の適正管理を行う企業が増えてきており、ラウンダーの派遣企業が人気となっています。小売店や量販店、飲食店など、業態に合わせて様々なラウンダーを用意し、適切な管理を行ってくれるので利用を検討してみましょう。ただ、初めてラウンダーを利用場合は、どういった企業に依頼すれば良いのか判断がつかないことも多いでしょう。そういった場合は、各企業にどんどん問い合わせ、遠慮せずにサービスについての質問をぶつけることが大切です。
そして、それぞれでどういったシステム形態をとっているのかを確認し、じっくり比較することをおすすめします。評価の高いラウンダー派遣企業では、売り場管理ノウハウや、マーケティングシステムを構築し、ラウンダーの質に差が生じないよう活動内容を均一化させています。派遣企業を選ぶ際には、ポップ作成や商品陳列などの売り場管理システムを把握し、比較することが大切です。また、依頼企業への状況報告、店舗収益や市場マーケティングにかかわる情報管理システムもしっかり比較し選択すると良いでしょう。
また、派遣企業によってサービス形態は少しずつ異なってくるため、自社製品の管理に即したラウンダーサービスなのかも見極める必要があります。中には、需要傾向を見極めた上で、主婦層のプロラウンダーを主として派遣している企業も多いです。深夜、明け方の活動や、重量のある製品を持ち運ぶなど体力を必要とする現場、危険を伴う現場での活動は、当然主婦ラウンダーでは難しくなります。依頼の際に無理な交渉はせず、それぞれの対応範囲を見極めて選ぶことが肝心です。
自社製品を多店舗展開している場合は、各所にラウンダーを巡回させることになります。どのラウンダーも事前に計画を立てた上で適切に活動しているため、契約後は急な巡回変更や巡回店舗の追加など、無理な要望を出さないよう注意しましょう。活動内容の変更を希望する場合は、事前に担当者と相談し、ラウンダーが余裕をもって対応できるように準備をしておくことが大切です。そして販売店舗によっては、ラウンダーの活動を受け付けていない場合もあります。そういった場合は、依頼側がいくら要望を出したところで売り場管理を行うことはできないため、無理強いするようなことも避けましょう。各所、依頼企業に対しては最大限のサービスを提供し売り上げに貢献してくれますが、ラウンダーの活動も一定のルールのもと成り立っています。依頼の際は、各所のルールに準じ、提供サービスの範囲内で販促を進めていきましょう。